CORPORATE
MESSAGE
若者だからこそ、
未来を変えられる
私たちのミッションは、
「人の成長を偶発から
必然に変える」ことです。
私たちは仕事を通じて成長する中で、さまざまな偶然の出会いや出来事に左右されてキャリアが構築されていきます。そうした偶発をどう捉えるかが成長の鍵となります。「捉え方」を変えて、出来事に「意味づけ」をすることで、その偶発を必然に変えることができます。例えば、皆さんが企業に入社してしばらく経ったある日、自分の今時点の経験や実力を少し上回るようなプロジェクトのリーダーを任されたとしましょう。リーダーですから責任者です。さて、この「責任」という言葉から皆さんはどんな印象を受けるでしょうか?
ある人は「こんな大変な役割が回ってきて大変だなぁ… 損な役回りだなぁ…」とネガティブに捉えるかもしれませんし、またある人は「これって、求められる成果を出すために自分で自由に考えてできるってことですよね」とポジティブに捉えるかもしれません。きっと、前者の捉え方だと“単なる不幸な出来事”になってしまうでしょうし、後者の捉え方ならば“新たな機会で自分を成長させる大チャンスな出来事”になるでしょう。また、自分を成長させるような偶然のきっかけは、自分ではない“誰か”が運んできてくれるものです。しかし、ただ待っていても都合よく運んできてはくれません。自分から新しい人とのつながりを広げ、そしてその関係性を深めていく。その先に、自分がまるで予期しなかった出来事との遭遇があるものです。
「捉え方を変える」「人とのつながりを広げ深める」…そのきっかけの場を提供することのひとつに「研修」があります。
私自身、若い頃に、ある研修をきっかけに自分が揺らいだことがあります。これまでとは違った捉え方を知り、これまでの自分の価値観が揺らいでしまった。揺らぐというきっかけ。それこそが研修という場です。しかし、きっかけだけでは、その人の行動が100%変わるかというと、そう簡単にはいきません。私自身、研修を終えて現場に戻った後、「自分自身が大切にしてきた軸とは何なんだろう?周りからの期待に応えるために、変えるべきことと変えないべきことは何だろう?」と自問自答を続けましたし、上司や先輩も親身になって関わってくれました。研修をきっかけとし、職場での対話、自分自身との対話を続けながら、お客様と仕事に向き合い、自分が納得して腹落ちする答えを見出し、そこから実際に行動と成果がめきめきと変わっていった、という経験でした。
こうしたきっかけとしての研修の場、そして現場での対話や人との関わり方、新たな仕事場面のアサインなど、“点”から“線”、そして“面”へあらゆる偶発の仕掛けをデザインし、必然の「価値」として提供するのが、私たちファーストキャリアの仕事です。ファーストキャリアでは、社名の通り「若者・若手社員のキャリア構築の支援」に特化した価値を提供しています。ここに、当社の仕事のやりがいと面白さがあります。
一つは自分が成長していく過程そのものがお客様への価値提供につながることです。自分はどのように成長してきたのか、どんなきっかけが成長につながったのか。そうした経験を、その企業の新入社員や若手社員たちに投影しながら、企業の育成担当者や外部のパートナーコンサルタントたちと何度も何度も議論を重ねます。企業の若手の「育つ力」、組織の「育む力」。もちろん、若手という存在がいることによって、企業が育てられることもたくさんあります。若者と企業がお互いに“育ち育む”。そんな「共育」のあり方を、自分の経験やそこから培った感性のフィルターを通じて、施策に落とし込んだり、たくさんのパートナー講師を通して世の中に広く伝播することができます。
もう一つが、若い世代の新しい価値観をもって、未来の日本を支えていく若手の育成に関われることです。そこでは、“若さ”が大きな武器になります。いつの時代も未来を創っていくのは若者たちです。
働き方が大きく変化する中で、旧来の価値観とは異なる新たな価値観に基づいたリーダーの育成が求められています。同じ目線で、同じ立場で、若い世代だからこそできるリーダー育成があるはずです。
当社が求める人材像はシンプルに三つ。一つ目は人への興味・関心が深い人。二つ目は学ぶことが好きな人です。学ぶことが好きな人は、目の前の仕事以外の分野にも興味を持って自分の機会を広げていきます。そのような人は成長のスピードが速いのも当社の特徴です。そして三つ目は常に成長・進化しつづける人です。“若さ”とは年齢ではありません。齢と経験を重ねても決して安寧せず、新しい自分づくりを楽しめる人。私自身もずっとそうありつづけたいと思いますし、当社に入社してくれる仲間たちにもそうあって欲しいと願っています。当社もおかげさまで16期目を迎えましたが、まだまだ“若さ”を持った会社です。共に会社を作っていこうという意欲のある人、その先により良い世の中を作っていこうというロマンのある人を待っています。