株式会社ファーストキャリア (FIRSTCAREER)
ファーストキャリア
ファーストキャリア

CASES取組事例

地域の”リアルな現場”で取り組む「若手社員のリーダーシップ開発」

リーダーシップ開発
昨今、様々なビジネス課題と向き合い、新たな未来を切り開いていくビジネスリーダーの育成が、各社において取り組まれるようになってきています。その多くは、30歳以上・管理職以上が対象とされていますが、一部においてはその対象を「若手層」にも広げ「早期のリーダーシップ開発」に取り組む企業も増え始めています。同社においても「4年目~7年目」の若手社員に対して、新たな成長のキッカケを生み出すことに取り組みました。

一番の伸び盛りである“4~7年目社員”の成長を促す

同社では、入社3年目までは各地域に配属され現場業務に従事していますが、4年目以降はおおむね本社業務への配属となっていました。こうした異動は、本人達にとって重要な経験にはなるものの、本社に戻ることで業務範囲が限定的となり、“内向き志向”に陥ってしまうジレンマを抱えていました。この状況を改善すべく、一番伸び盛りの時期である「4~7年目の若手社員」に焦点を当て、まずは一部の対象に絞った上で、「内省と腕試しの経験」を付与するべく、「リーダーズ・キャリア・キャンプ:TEX」に参加することを決めました。
https://firstcareer.co.jp/tex/

 

リアルな現場で実際の「価値」を生み出すことにこだわる

リーダーシップ開発は、実際に体現することで腹落ちすると言われるものの、若手においては、それぞれの職場でリーダーシップを発揮する機会がない、という課題もあります。TEXは、地域のリアルな事業を考える取り組みであり、オンラインで約1カ月の「内省・能⼒開発サイクル」と約4カ月の「価値創出サイクル」を実施するため、”リアルな現場”としっかりと向き合う場を得ることができます。

同社が参加したあるプログラムは、ある自治体を舞台にしたものであり、同社以外にも4社参加しており、同世代の若手リーダーの候補生の方々とも、”喧々諤々”議論ができるプログラムとなりました。

経験のデザインにおける個別最適を目指す

TEXに参加した若手メンバーの多くは、社会課題を含めて多様なものごとにも目を向けられるようになるなど「視野の広がり」を得るだけでなく、「価値創出へのこだわり」に対しても高い意識が表出化するようにもなりました。社内においては、この取り組みにおける「大きな手応え」と「更なる期待」を感じており、今後はその対象を広げていくことも予定をしています。
なお、TEXに参加するべきベストタイミングは個別に異なるということも考えており、4~7年目の中でどこかで最低1回はこの経験を付与するべく、それぞれの習熟レベルや業務状況や加味しながら、デザインを行っていく予定です。