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2026.09.29
「地方の体験格差をなくしたい」学習塾の教室長から人材、そして研修のプロへ。本質的な価値を求めてファーストキャリアの門を叩く

教育業界(学習塾の教室長)から始まり、社員5名の小規模な人材ベンチャー、そして大手人材企業での新規研修事業の立ち上げと、
一見すると少し「異端」で「ジョブホッパー」なキャリアを歩んできました。
しかし、その背景には「人の成長に関わり、キャリアの選択肢を広げる本質的な支援がしたい」という、一貫してブレない強い思いがあります。
なぜ教育の現場からビジネスの世界へ飛び込んだのか。そして、なぜ「研修のプロフェッショナル」が集うファーストキャリアを選んだのか。
現在のカスタマーサクセス(CS)としてのミッションも含めて、齋藤さんのこれまでの軌跡と現在の思いに迫りました。
「体験格差」への気づきと、教育現場でのジレンマ
──新卒では教育業界からキャリアをスタートされたと伺いました。大学で教員免許を取得しながらも、学校ではなく「学習塾」を選んだのには、どのようなきっかけがあったのでしょうか?

もともと大学は教育学部で、小学校と中高の英語の教員免許を取得しました。ただ、教育実習などを経験する中で、「学校の先生として特定の科目を教える」こと以上に、子どもたち一人ひとりの人生や進路にもっと深く、個別に向き合いたいと感じるようになったんです。
学校という大きな集団の中では、どうしても一人ひとりの将来像までじっくり対話する時間は限られてしまいます。それで、新卒ではより生徒と密に関わり、進路指導まで深く入り込める「学習塾」の講師という道を選びました。
私自身が千葉県の地方出身ということもあり、都心の子どもたちと比べると、どうしても「見えている世界」や「体験できること」に差があると感じていたのも大きかったです。地方だと、周りの大人たちの職業の幅もどうしても限られていて、「将来何になりたい?」と聞いても、身近な職業しか出てこないんですよね。
子どもたちが描ける「将来の夢」の選択肢が、環境によって最初から狭まってしまっている。この「体験格差」をなんとかしたい、子どもたちに「もっといろんな世界があるんだよ、君の可能性は無限大なんだよ」と伝えたいという思いが、教育を志す強い原動力になっていました。
──そこからなぜビジネスの世界、人材業界へ飛び込むことになったのでしょうか?教育への思いが強い分、別業界へ移るのには大きな葛藤があったのではと推測します。

塾講師の仕事自体は本当にやりがいに溢れていて、毎日が充実していました。生徒たちの成績が上がり、「先生、受かったよ!」と報告に来てくれる姿を見るのは何にも代えがたい喜びでしたし、天職だとも思っていました。
ただ、現場で子どもたちと真剣に向き合えば向き合うほど、私の中に拭いきれないジレンマが大きくなっていったんです。
ある時、進路相談で子どもたちから「将来こういう仕事に就きたいんだけど、先生はどう思う?」とか「社会に出たらどんなスキルが必要なの?」と相談されたことがありました。
その時、ふと気づいてしまったんです。「ずっと学校と塾という『教育の世界』しか知らない自分が、自信を持って『社会』や『働くことのリアル』を語れるのだろうか?」と。
社会を知らない大人が、子どもたちの未来を描く手伝いなんてできない。本当の意味で彼らのキャリアの選択肢を広げるためには、まずは自分自身が「ビジネスの最前線」に飛び込んで、社会の厳しさも面白さも知らなければいけないと痛感しました。
それで、人のキャリアに直接関われる人材業界へ転職することを決めました。
異業界へ飛び込み、泥臭く「社会」と「営業力」を学んだ日々
──そこから社員5名の人材ベンチャーへ。全くの異業界で、かなり泥臭い経験をされたとお聞きしました。当時の様子を教えてください。
はい、立ち上がったばかりの中途採用向け人材ベンチャーで、本当にゼロからのスタートでした。教育業界の常識とは全く違う世界で、最初は戸惑うことばかりでしたね。
当時はもう「文化祭の前日」のような熱量が毎日続いていて、ゴリゴリの新規開拓営業をひたすらこなしていました。なかなか結果が出なくて、夜中に一人で豊洲の海を見つめながら「俺、教育の現場を離れてまで、一体何やってるんだろう」と黄昏れたこともありました(笑)。

──「豊洲の海を見つめて黄昏れる」……リアルですね(笑)。そこでのハードな経験から、どんな学びを得ましたか?
そこでの経験は私にとって非常に大きかったです。「ビジネスの厳しさ」と「営業の基礎」、そして「目標にコミットする執念」を徹底的に叩き込まれました。数字を追うプレッシャーの中で、どうすればお客様に価値を感じてもらえるのかを必死に考え抜く癖がつきました。
また、人材紹介の仕事を通じて、若手の方々の転職支援や、早期離職してしまった方のコーチングなどを担当しました。そこで様々な求職者の方と対話をする中で、「人が成長するきっかけを作ること」や「キャリアの選択肢を広げるお手伝いをすること」が、やはり自分の一番のモチベーションなんだと再確認できたんです。
教育の現場を離れても、自分の根本にある「軸」は変わっていないことに気づけた貴重な期間でした。
研修事業での気づきと、ファーストキャリアへの参画
──その後、大手人材企業へ転職され、今度は「新規の研修事業の立ち上げ」に参画されます。事業をゼロから作っていく経験はいかがでしたか?
前職では、それこそゼロから研修プログラムの商材を作って、営業メンバーにそれをどう売るかレクチャー(パス)をして、実際に受注できたら自分が講師として現場に登壇する……という、事業の一連の流れをすべて経験させてもらいました。
自分が企画した研修で、受講者の顔つきが変わり、組織の雰囲気が良くなっていく実感を得られたのは大きな財産です。事業を自分の手で作り上げ、回していくという「手触り感」は、ものすごく刺激的で面白かったですね。
──順調にキャリアを積んで事業をスケールさせていく中で、そこからなぜファーストキャリアへの転職を考えたのでしょうか?
事業が軌道に乗り、組織が拡大していくにつれて、どうしても「量をこなす」フェーズに入っていったんです。あるお客様のために作って評価された研修コンテンツを、そのまま他のお客様にも横展開していく。
ビジネスの成長スピードを上げるためには当然のフェーズですし、重要なことなんですが、私の中では「これは本当に、目の前のお客様の『本質的な課題解決』になっているのだろうか?」というモヤモヤが日々膨らんでいきました。
研修って、ただその場で「良い話を聞いた」で終わってしまっては意味がないんです。その企業特有の文化や、現場の泥臭い実態に即して行動変容に繋がって初めて価値がある。でも、成功したコンテンツをそのまま横展開するモデルだと、一社一社の深い組織課題に合わせてカスタマイズしたり、ブラッシュアップしたりする余白がどうしても少なくなってしまうんです。
もっとお客様の懐に深く入り込みたい。目の肥えた人事担当者の方と膝を突き合わせて議論し、「この研修は本当にうちの組織を変えてくれた」と心から納得してもらえるような、本質的で専門性の高い価値を提供したい。そう強く思うようになったんです。
──「量」ではなく「質」、そして「本質的な価値」を求めたのですね。それがファーストキャリアへの入社の決め手になったと。
ええ。ファーストキャリアは、大手企業の若手人材育成に特化し、ただのパッケージではない、お客様の課題に合わせたカスタマイズ性の高い研修を提供しています。面接などを通じて社員の方々と話す中で、ここには「研修のプロフェッショナル」が集まっていて、私が求めていた「本質的な価値提供」に愚直に、一切の妥協なく向き合える環境があると確信しました。
「自分もこのハイレベルな環境に身を置き、揉まれながら、研修のプロとして圧倒的に成長したい」。そう思い、ジョインを決意しました。
「CSの枠を超えた何でも屋」を目指して
──現在、ファーストキャリアではカスタマーサクセス(CS)としてどのような役割を担っているのでしょうか?
ファーストキャリアのCS職は、一般的なSaaSのCSとは役割が大きく異なります。主な業務は「受注した案件のプログラム制作」「新規プログラムモジュールの開発」、そして「既存コンテンツモジュールの整備・改善」といった、研修コンテンツの根幹を作る仕事です。
ただ、私はこれを単なる「受け仕事」として、言われた通りにプログラムをカスタマイズ・制作するだけにはしたくないんです。
前職で「商材開発から営業、登壇まで」を一通り経験したからこそ、机上の空論ではない、現場の熱量を持ったプログラムが作れると思っています。より前線に出て、営業メンバーと一緒に顧客の組織課題に直接向き合い、そこから得たリアルなインサイトを汎用的なプログラムの開発や改善に還元していく。そんな「攻めのCS」として、チーム全体が滑らかに動けるような存在になりたいと考えています。

──これまでの「異端」とも言えるキャリアが、すべて今の業務に活きているのですね。今後、ファーストキャリアで挑戦していきたいことはありますか?
私はこれまで、教育、エージェント、研修立ち上げと、いろんなフェーズを「ジョブホッパー」的に渡り歩いてきました。一見バラバラに見えるかもしれませんが、すべては「人の成長とキャリア」に関わる仕事です。だからこそ、その点と点を線で繋ぐような価値が出せると思っています。
将来的には、単発の研修を提供するだけでなく、内定者のフォローから入社後のオンボーディング、そして現場での定着からマネージャーへの育成まで、若手人材の成長プロセスを一気通貫で支援できるような仕組みを作りたいです。
人が定着し、本当に活き活きと活躍できる組織づくりを、ファーストキャリアの「研修の何でも屋」として牽引していきたいですね。
──最後に、この記事を読んでいる未来の仲間(求職者)の方へメッセージをお願いします。
もし今、「自分が提供しているサービスは、本当にお客様のためになっているのだろうか?」「もっと深く顧客の課題に入り込みたい」とジレンマを抱えている方がいたら、ぜひ一度ファーストキャリアの門を叩いてみてください。
ここは、本質的な価値の提供から逃げず、とことん顧客と向き合える環境です。プロフェッショナルな仲間たちと一緒に、日本の組織や若手のキャリアを本気で変えていきたいという、熱い思いを持った方とお会いできるのを楽しみにしています!







